架空空間に引きずり込むブログ

ただ一人の大切な友のために書くブログです。離れていてもソウルは一つ!

俺達のスパイダーマンがディズニー+に?

※今回の記事はメインの読者を完全においてけぼりにすることをご了承下さい。

 

まさか、こんな日が来るとは…テレビでガンガン流れるディズニー+(ディズニープラス)のCM。深い意味は無いけれど、ディズニーに思い入れの無い私には、ディズニー作品や傘下のピクサー作品、最近軍門に下ったスターウォーズシリーズやマーベルシリーズの動画が見放題なんて、まるで食指が動かなかった。たが、まさかこんな日が来るとは…。

 MARVEL616、そんなドキュメンタリーコンテンツがディズニー+オリジナル作品として見られる、それそのものは知っていた。しかし、あろうことか、その中の1つの作品として、東映スパイダーマン、即ち俺達のスパイダーマンのドキュメンタリーを米国人監督が作ったと聞いた私は驚いた。ネットなんかの記事を鵜呑みにした、東映版はハリウッド版のスパイダーマンよりも格下だとか、日本版スパイダーマンには玩具然とした巨大ロボが出てゲンナリだとか言いがちな昨今の日本の若者の、本質を見抜けていない愚かさに辟易していた世代人の私としては、米国人に何が解るんだとの思いもあった訳ですよ。やや批判的になるんじゃなかろうかとか(それが本音ならそれはそれで良いけれど)。米国人にとっての「俺達のスパイダーマン」を何してくれるんだみたいな内容になるんじゃなかろうかとか。

 だがしかし、私のポリシーは「批判するなら賞賛している連中よりも作品を見て理解してから」であるため、やってやりましたよディズニー+への登録。そして見ましたよMARVEL616の東映スパイダーマンドキュメンタリー。その結果、全スパイダーマンファン必見の内容であったことに私の心はチェンジ=レオパルドンでありました!

 丁寧な時代背景からの描写、厳選された作品シーンの映像、当時のマーベルコミックス社のエージェント、ジーン=ペルク氏の貴重なインタビュー(氏は日本の東映関係者からの当時のエピソードとして名前がしばしば出て来る外国人である)、俺達ですら見たことの無かったオリジナルキャストへのロングインタビュー、それも山城拓也役藤堂新二さんは言うに及ばず、まさかのひとみちゃん役の三浦リカさんへのインタビュー、監督からスーツアクターに至るまで、ココまでやってくれた!?DVD-BOX買ってもそこまでの企画は無かったぞ!…の充実ぶり。コアなファンなら当然のように知っている、このエピソードやあのエピソード(製作秘話みたいなヤツね)を、米国側から聞くとこうなるのか!やっぱ話は一方向から聞いちゃダメだな!とか、目から半魚人(マシーンベム)の鱗が落ちるとはこの事ですわ。そして、カラオケに行けば必ずOPとEDを熱唱し、レオパルドン超合金魂は新旧両方の商品を買ったのにも関わらずスーパーミニプラ版まで買い、何なら子供の頃に買った当時の超合金版まで持っている、東映スパイダーマンを語らせたら日本じゃあ二番目だと自認する、この私ですら知らなかったスパイダーマシンGP-7の名前の由来までが明らかに!もうコレだけでも金を払う価値がありますよ!初めてこんなこと言うけど、ありがとうディズニー!

 そんなこんなで、そのコンテンツを見て見て見まくって、その後でディズニー+は解約しちゃったけれど、もしもまた何かの機会があったなら、また契約するよ!ありがとうMARVEL616。東映ヒーローの歴史における、レオパルドンの位置付けを、まさかアメリカ人があんなに正しく捉えているとはビックリしたよ!