架空空間に引きずり込むブログ

ただ一人の大切な友のために書くブログです。離れていてもソウルは一つ!

まだネタバレできないのでM八七の話。

 前回の記事でも少し触れましたが、「シン・ウルトラマン」の主題歌について語りたいと思います。私の結論は「名探偵コナンの映画のラストで流れる一流アーティストのテーマソング」ですね。この映画「シン・ウルトラマン」のテーマソングとしてはジャストフィット、ただシン・ウルトラマンのテーマソングとしては、ちょっと薄いというか、何がM八七なのかが伝わって来ないというか、そういう印象が拭えなかったですね。歌詞がハッキリ聞き取れる点は高く評価していますけれど。最近のヒーローのテーマソングは歌詞が聞き取れないのが多いですから。

 で、M八七ですけど、のっけから「ジュピター(グスターヴ=ホルストの、というよりは平原綾香の、かな)」っぽいメロディーラインで始まるので否応無しに宇宙感が出ちゃう訳です。あの映画のラストで心が不安定なところに、グサッとイントロ無しで米津玄師の声が響くんで、心動いちゃう人もいるんだろーなーと個人的には思うんです。でも、個人的にはもう少しシン・ウルトラマンのラストの余韻を楽しみたかったのに、いきなり米津玄師の声が来るんで、その唐突さに引いてしまった自分が居ました。そして、ウルトラマンの本質がどうとか、米津玄師は天才的な理解度だとか、色々言う人が居ますが、この歌は米津玄師が言っているように、自らのウルトラマン体験を本人なりに昇華させ、本作のウルトラマンを見て、祝福の連鎖がどうのこうの・・・らしいのですが、一つ、この米津玄師のコメントで気になるのが、僕は幼稚園の頃ウルトラマンが好きで、今こうして再び出会うと・・・の部分。無論、それでいて皆がまぁ納得するこのM八七を仕上げて来れるんだから、米津玄師は一流なんでしょうけど、そもそもこの映画は幼い頃から間違い無く、ウルトラマンを片時も忘れたことの無い監督や脚本家が作った映画ですよね。それを言わば「子供の頃にウルトラマンは卒業しましたよ」と公言するアーティストの作品をテーマにする…これがきっと、私の感じている違和感の正体なんでしょう。何を隠そう、私も片時もウルトラマンのことを忘れずに育って来た人間ですので。いや、解りますよ。特撮ファンなんて、頼まれなくてもこの映画は見に来ます。そうじゃないファン層に訴えるなら、「子供の頃にウルトラマンは卒業しました」という一般的な人の作る歌で引き寄せる必要性もあるんでしょう。そして、昨今の若者の特権で、色んな人の意見をネットで見て「解った気になる」、ここを刺激するのには最高の抽象的な歌ですね。もちろん、色んな解釈が出来ること自体は悪いことではなく寧ろ長所だし、それがこの映画のテーマソングであることは見事に映画とシンクロしていると思います。しかし、しかしです。

 私は良いテーマソングの条件は、「ヒーロー=テーマ=テーマソング=必殺技=主役俳優」と定義している人間です。なので、自ずとこの映画のテーマソングと化しているM八七を、受け入れられない。この映画のウルトラマンとイコールで繋がらない、この一点に於いて、私はこの歌を素直に讃えることができないのです。この映画のウルトラマンのバックに、この歌が重ならない。あくまでも、この歌はスタッフロールの後ろで掛かって来るイメージソング、そう思えてならないのです。

 

 話変わって、今週のリバイス&ドンブラですけど、リバイスの方は…ベイルって激強なのかと思いきや、要はラーニング済みのバイスタンプの攻撃が見切れるだけで、未学習のバイスタンプの力には及ばない…そんな星闘士(セイント)みたいなヤツだったの?でも、パパの悪魔ならパパを殺せばヤツも消えるんですよね…その辺りが最終回へ向けてのカギとなるかも。それと、最終回近く、地球のピンチを救うのは玉置豪だと思うのは私だけ?…で、ドンブラザーズの方はついにオニタイジン登場。この玩具が売れなければ、戦隊の歴史が終わると言われるこのキャラ。今のところ、良い船出だと思います!売れて!お願い!