架空空間に引きずり込むブログ

ただ一人の大切な友のために書くブログです。離れていてもソウルは一つ!

ブンブンジャー、王道だけど意外と…。

 いやあ、ブンブンジャーが意外に個性的なストーリーを紡いでいるのに感心している管理人です。キャラデザが島本和彦先生なのも個人的には評価が高いのです(単に島本和彦のファンなだけ)。

 逆にガッチャードのストーリー展開はアトロポスの奸計に、りんねが振り回されるという甘酸っぱい?展開が、個人的には響かずにいます。冥黒の三姉妹もそれぞれに思惑が付いて来て、一枚岩ではなくなってしまいましたが、想定外というほどではなく…うーん、単なる好みの問題というには、ちょい物足らない感じが一貫してある感じです。ちょっと個人のバックボーンが薄かったり、そんな風に動きます?という行動が多かったりしますよね。これで、この間やって来た未来のガッチャードが、実は凄まじい伏線だったとかあると良いんだけど。アレだけで、もう無かったことになるのはサビしくないですか?

 ブンブンジャーはキャラが早くも立ってて良い感じですよね。もう何ヶ月もやっているかのごとき安心感。爆上げですね!

牙狼〜鋼を継ぐ者〜、いやあ佳作でした。

 いやぁ、良かったと思いますね。正直、スポンサーの資金繰りが悪くなって(これはコロナ禍のせいでもあるけれど)、制作費が下がる中で、牙狼名物のとんでもない予算をかけたCGボスとかは出て来ないんですけど、今回は剣戟アクションで魅せるんだ、流牙も10年経ってこんなに強くなったんだ(こっちのシリーズは、どうしても流牙の成長譚を描くために、ちょい黄金騎士が弱く見える印象があった)、それぞれの剣士の太刀筋もちゃんと変えてるんだ!みたいな差別化がガッチリ図られていましたね。私はこのブログで常々言って来ましたが、昨今のヒーローの刀はバッサリ感が表現出来てないと思うんです。その点、今回の牙狼は良かった。バッサリ、スパスパ、しっかり斬っている感が表現出来ている。ストーリーはこの世界観で比較的重いテーマを掲げていましたが、別シリーズの牙狼にも通じる魔戒騎士の永遠のテーマみたいなものを描いていましたね。

 総じて佳作だったと思います。流牙、ちょっと見直したよ。莉杏とはきちんと結ばれて欲しいんですけど、あのラストはどう解釈すれば良いのか。どちらにも取れるのでヤキモキさせられましたね。

ついにブンブンジャーに言及します。

 うーん、何を言おうか考えていましたが、第1話から度肝を抜かれたというか、逆にあまりの度肝を抜かれなさにビビったというか、要するに爆上げでしたね。ここ数年、一体俺達は何を見せられているんだ、と思うことが多かった訳ですが、ブンブンジャーは「今、俺達はスーパー戦隊を見ている!」という確かな思いが胸に去来しましたね。いや、確かに王道中の王道ですよ。もう何十年もやってんじゃないかという凄い安定感ですよ。敵も味方も。バンクシーンもガンガン出て来るんですが、そこがイイ!と感じてしまいます。

 で、私がこの程度の感想を書くのに何故3週間もかかったのかと言うと、ガッチャードに対して私は「どこかで見たような」などと批判的な感想を抱いていたのですが、それと何が違うのだろう、と思ったからです。王道というのは、間違いなく過去の踏襲という側面があるのですが(それだけではダメなのは間違いないですけど)、それを「どこかで見たような」と思わせるか、「今、ここで俺が見ている!」と思わせるかが大きな違いなんでしょうね。両者の違いは揺るぎない自信の有無じゃないですか。頑張って新しく見せようとするのと、古さを隠さない力加減が振り切っているのとの違いですかね。ブンブン振り切ってますよ。敵も味方も等身大も巨大も、確実にスーパー戦隊です。爆上げですね。

 ところで、ガッチャードは・・・いやぁ、ミナト先生、令和の仮面ライダー史上、稀に見る煮え切らない男ですね。あの仮面ライダーゲイツを超えられるかと思いましたが、残念ながら少し今週でトーンダウンの予感。今後に期待かな。

キングオージャー大団円に寄せて

 見事にキングオージャーが大団円を迎えました。近年稀に見る、大河的ストーリーというか、ラクレスの真意についても、相当計画的に長く引っ張って、クライマックスに結び付けましたね。今から、私としては最大限の賛辞を送りますけど、それはもう、ウルトラセブンの最終回のような、今まで築き上げて来たものが、このクライマックスに結実したという感じでした。最終三部作を劇場で見たい、という意見には100%の賛成は出来ませんが、それは「これだけを見に来た人」には、この感動が伝わり切らないだろうから、という理由です。うーん、しかし、カメジムにはドゥーガに一太刀入れさせてあげたかったかなぁ…。

 それと、この作品では「国民は権力に批判的な噂には流されやすい」という、結構ハードな現実を何度も描いていました。ラクレスとギラの評価が上がったり下がったりするんで、シュゴッダムの民は愚か極まりないのかと思うことも多々あったけれど、案外現実でも権力に対する国民の評価なんてそんなものかも知れないと思うと少し恐ろしかったですね。それと、いわゆる扇動する者に流されてしまう者が多数出ると、それに同調してしまうという社会心理も怖い。そんな怖さを何回も見せてくれたのが本作品でした。時に、令和のヒーローっぽいワチャワチャ感もありコメディ要素も多かったけれど、シリアスな時はシリアスにキメてくれるキングオージャーでした。

 結論として、令和のスーパー戦隊の一つの頂点を見た作品だったと思います。正直、ゼンカイジャー派でありドンブラザーズを忘れられない派である私ですが、佳作であったことを認めざるを得ない作品でした。あくまでも個人の好みですが、合体ロボに関してはもう少し骨太で、ただくっついただけ的な合体じゃなかった方が良かったけれど、全合体をしてくれたことは高く評価したいです。ちなみに、MVPはギラにあげたい。彼なくしては、この物語に説得力を与えることは出来なかったと思います。ありがとう。ちょっとウチのドンブラザーズがお邪魔するみたいですが、よろしく。奴らは邪悪ではなく、規格外なのでよろしく。

ネタバレ無し∶ブレーザー映画感想

 早速診て来ました。文句無く、劇場版のスケールで描かれる巨大特撮に大興奮出来る内容でした。むしろ、そっちに重点が置かれていて、ストーリー(人間ドラマ)の方は「いつものブレーザー」にちょっと特別感をプラス、という感じ。これは悪口ではなく、むしろ「いつものブレーザー」のストーリーのレベルが高かったということ。とにかく、怪獣映画に時間を割くために、ストーリーの方は粗くスピーディーに進行。映画冒頭にちょいテレビ本編の内容が流れるんですが、初見の人が理解できるように総集編的に…ではなく、それはもう走馬灯のようにスッと端折るんですよ。これは今まで見てくれていた人のテンションを、放映当時のそれに戻すためだけに流れる前奏でしたね。

 で、第一話がこれを劇場で見たい!というスケールの内容だったので、今回はその夢を叶えるべく?第一話で話題だったアレのシーンも盛り込まれています。とはいえ、予告編でも流れていましたが、国会議事堂近くでの激闘は、やはり凄かったですよ。日本特撮の意地を感じるとはこのことでしたね。ネタバレになるので具体的には言えないんですが、これって放映中〜放映後の盛り上がりを知らない段階で撮影している訳なんですが…それをものともしない凄い特撮。怪獣映画とは何なのかを教えてくれるインパクトを残しました。これ、逆に今の熱気を知った上での撮影だったらどうだったのかなと思うほど。

 で、エンドロールでは、いちいち気になっていた、サブタイトル表示時の初代マン風の影絵バックが、今度も走馬灯のようにブワーと連続で流され…感慨も一入(ひとしお)です。それにしても、今回の映画の根幹のテーマは、本作の基本設定を押し進めたもので、ラスト(?)を締め括るに相応しいものでした。大オチは、のっけからバレバレなんだけれども、その王道感が、一切の雑念無く日本の怪獣映画というものに集中させてくれます。

 そして、監督も言っているように、全然最終回感が無く、続きがあるような形で終わっています。正体バレすらないという清々しさ。かなり実現は難しいと思いますが、オリジナルキャストで早い内に続編を作って欲しいですね。それでは!その時を楽しみに筆を置きたいと思います。

王様戦隊の最後を見届けよう!

とうとう来週最終回を迎えるキングオージャー。死者の国からの増援や、国民達の叛逆などアツい展開が続き、最高潮の盛り上がりですね。これじゃあ、キョウリュウジャーの客演はありませんね。キングが最終回に駆け付けるのかと思ったけど、あれじゃあ無粋かな。でも、敢えて登場なら嬉しいかも。

 それに引き換え、ちょっとガッチャードは寂しい感じです。大抵、スーパーヒーロータイムの一方がアツい展開の時って、もう一方も凄い展開だったりすると思うんですが、ちょっと寂しくないかい?まぁ、今後に期待ですけどね。

 牙狼の方は、ついに一度も鎧召還無しの回が放映されました。それでもアクションの見所は多く、元々ファン向けの作品であり、子供向けでないドラマですから成立していましたね。いやー、ホンマに流牙も立派になりました。最初はコイツが黄金騎士?なんて印象でしたが。強くなりましたよゴールドストーム翔。

 では、また来週、キングオージャーの総括でお会いしましょう。

牙狼(翔の方)に賀集利樹が!

 いやぁ、賀集利樹牙狼にホラー役で出てた上に、unknownという文字ネタも出て来て大満足です。総じて今季の牙狼は骨太な話と、あの流牙が風格ある黄金騎士になっていて、本来の冴島鋼牙シリーズの方のファンである私から見ても、今季は熱く支持したいと思いますね。

 で、ガッチャードは漸く先が見えない展開になって来ましたが、仮面ライダーヴァルバラドは、オリジナルのヴァルバラドと見た目があまり代わり映えしないな、と思ったり変身するのに今更ファイヤーじゃない方に変身する意味あるのかなと思ったり。凄いテコ入れ希望です。

 キングオージャーは佳境ですね。避難計画ゼロは、泣かせてくれました。あそこから、どうするのか。そしてキョウリュウジャーの再登場はあるのか。ある意味で神殺し、神との戦いである今作、石ノ森章太郎先生が書きたかったこの戦いに、戦隊ヒーローとしてキングオージャーが一つの答えを見出します。期待しましょう。