架空空間に引きずり込むブログ

ただ一人の大切な友のために書くブログです。離れていてもソウルは一つ!

特別編:タローマンの思い出

 いやー、サカナクションの山口(敬称略)がNHKでタローマンを熱く語るとは・・・。いくら有名人とは言え、再放送世代がタローマンを語るとは、本放送世代からすると忸怩たる思いが拭い去れないところです。

 そこで今回は、このブログの特別編として、タローマンを語りたいと思います。

 タローマンと私の出会いは、少し大げさに言うなら運命的なものでした。たまたま、某有名TV番組を見ていた私は、その終了後にそのままテレビを見続けたことで、偶然にも「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」の第1話を視聴したのでした。その衝撃は正に爆発的なもので、使い古された表現かも知れませんが、「なんだこれは」の一言に尽きました。その後、タローマンが時代のアイコンとなったのは周知の通りですが、私があんな田舎に住んでいて、視聴可能なTVチャンネルも限られた中、何の前情報も無くタローマン第1話を見ることが出来たのは本当に僥倖でした。

 聞くところによると、都会ではタローマンごっこ(昭和ですね)を公園でやる男児が続出して社会問題になったとのことですが、ウチの田舎なんてのは探さないと子供が居ないレベルですから(否、人そのものを見かけないというべきか)、少々のデタラメをやっても特に支障無く、のびのびとタローマンに成りきって遊べたものです。逆に、田舎だと困ったポイントとしては、何と言っても流通が悪く、週刊少年ジャンプすら近所の本屋さんに1週遅れでしか入荷されない地域でしたから、日本中で大ブームとなったタローマンスナックが滅多に入って来なかったこと、これには頭を抱えましたね。ごく少量、入荷されても確実に手に入る訳ではなかったですし。それこそ都会ではオマケのカード欲しさにスナック本体を袋ごと捨てるなんてのが社会問題第2弾になっていた時代でしたが、私は愛犬の柴犬と一緒にきちんとお菓子も完食していました。で、今も手元に残るのが「奇獣 太陽の塔」2枚です。たった2枚しかないのにダブりだったのですが、このところのリバイバルブームで取引額が高騰しており…1枚3万円以上の値が開封済み多少の傷有りレベルでも付いています。流石に手放す気は起きませんが、どうしても欲しいというマニアの方が居るなら相談には応じたいと思いますね。

 

 ところで、最近、アクションゲームのボスキャラでAI(人口知能)搭載のヤツが居て、皆が倒せば倒すほど学習を繰り返し、どんどん強くなるという触れ込みですよね。コイツの攻略法をネットで見たんですけれど、それによれば「パターン化された動きをするな」「効率的な攻め方をするな」「短時間で決めようとするな」などと如何にもAIが判断に困るような話が並んでいますよね。でも、これって、言い換えれば「同じことを繰り返すくらいなら死んだ方がマシだ」「上手くあるな」「心地よくあるな」ってことですよね。そう、岡本太郎も言っている、ってヤツですよね。最先端のAIに対抗する術をタローマンが1970年代の我々に教えてくれていたとは!是非、皆さんもAIボスの強さに困っていたら、是非でたらめなことをやって、AIを困惑させてください。芸術は爆発なのですから。