架空空間に引きずり込むブログ

ただ一人の大切な友のために書くブログです。離れていてもソウルは一つ!

助けて!飛電或人!(映画の感想です)

 仮面ライダーの正月映画を見て来ました。ご安心下さい。ネタバレ無しで十分行けますので、一介の特撮マニアの感想をお送りします。

 藤岡弘、(敬称略)の息子が本郷猛役で出演というのが話題のこの映画ですが、その扱いに多少の不安(今の変わり果てたライダーとの絡みとか)はあった訳ですけれど、そこはクリア出来ていましたね。うん、頑張っていたと思います。敢えて言うなら昔の二十歳と今の二十歳では、大人としての成熟度が違うので、そこは仕方が無いです。つまり、あそこが今の藤岡弘、とか当時の映像を加工して、とかだと重過ぎて映画としてのバランスが取れないと思う訳です。この映画での手法はナイス判断だと思います。話題作りという意味でも。正直、この映画、これだけです。

 中尾明慶古田新太は無駄遣いです。というか、そういう俳優さんを使わなかったら、どうなっていたんだというくらい、脚本の展開が浅いです。むしろ、そのお二人で何とか説得力を持たせていたという印象です。あと、ちょい良かったのは過去のライダーが予告編でもいっぱい出て来るんだけども、名実共にニセモノなのでノーストレスです。俺達の○○はあんなに弱くない!とか感じないので良い感じです。

 ただ、弱い?と言えばセイバーの剣士の扱いは悪いです。敵がメギドじゃないと、分が悪いのかも知れませんが。あ、そう言えば、セイバーの『だだスベりするコメディシーン』は健在です!余すところなく完全復活です!それが良いか悪いかは別問題として(というか、悪いな)、今回もやってくれます。そして、もはやお約束と言える、消化不良過ぎて胃酸が食道まで逆流すると言われる、あの二人の関係性も健在過ぎて、いい加減にしろって感じです。倫太郎(ブレイズ)も、一輝(リバイ)なんかと懇意にしておらずに、飛電或人(ゼロワン)と仲良くして、結婚相談所ヒューマギアの『縁結びマッチ』を紹介して貰った方が良いんじゃ?助けて!或人社長!

 で、リバイスもゼンカイジャーも、どちらも最終回のテンションでしたけど、今後は大丈夫ですかね?ゼンカイジャーの方は、不覚にも少し目頭が熱くなってしまいましたね。

 そう言えば、誰かが、今回のライダー映画を泣ける映画だと言っていましたが…

確かに泣けました…流石に、画としては見応えがあっても、脚本に無理が…初日に見に行った自分に涙しました。勿論、悔いはありません。しかし、先行きが不安です。セイバーは劇場用短編『僕の家族になってください』で良かったかも。