架空空間に引きずり込むブログ

ただ一人の大切な友のために書くブログです。離れていてもソウルは一つ!

勝手に最終回!ヒロミっちを最高に盛り上げよう。

プロジェクト・アポカリプス。それは、長官の赤石が悪魔と人類の究極の共存を達成するため、ギフをも裏切って自らが支配者足らんとする恐るべき計画である。その概要は、仮面ライダーバイス、ジャンヌ、アギレラ、オーバーデモンズとギフを戦わせ双方を疲弊させている最中に、日本某所に建造したローリングバイスタンプ増幅システムに五十嵐大二を組み込み、それに赤石自身の力を注ぎ込むことで悪魔と人類の立ち位置を逆転させ、悪魔を実体化すると共に人類の方を精神体にしてしまうという、名実ともに悪魔の計画なのだ。

 

狩崎父「・・・というのが、赤石のシナリオだろう」

さくら「だったら、先ずは赤石を!」

狩崎「ノー!カラテガール。ギフを倒すには君たち4人総ての力を合わせることが必要だ。ギフを倒すチャンスは一回きりだ。逃す訳には行かないよ」

一輝「何か手は無いんですか?」

切迫する一同の後ろから、今まで姿を見せていなかったこの男が現れた。

牛島「手はある。一輝君達がギフを倒している間に、我々は秘密裏に修復を完了していたフェニックスベースに爆薬を満載し、自動操縦で突っ込ませ、赤石もろともローリングバイスタンプ増幅システムを爆破するんだ!」

玉置「でも、赤石の秘密基地の場所が判らないのにどうするんですか!」

ほんの一瞬、沈黙する一同。だが、その静寂を我等がヒロミっちが打ち破った。

門田「心配は無用だ。たった今、赤石の居場所が判明した。熊ヶ岳の火口だ」

狩崎父「時間が無い。すぐに準備に掛かれ!」

一輝「待ってくれ!赤石の基地には大二が!」

牛島「何を馬鹿なことを!全人類の未来と、大二君1人の命と、どちらが大切なのか考えろ!」

さくら「私が大ちゃんを助けに行くわ!」

牛島「駄目だ!君にはギフを皆と共に倒すという使命がある・・・大二君だって人類のために戦って来た仮面ライダーだ。きっと解ってくれる。やるしかないんだよ!」

バイス「おぉい、何とかなんないのかよぉ、ヒロミっちィ!」

無言で出て行くヒロミ。牛島の提案した最終作戦は、非情にも実行に移されるのだった。

 

 それから、数十分後。一輝・バイス・さくら・アギレラ・光は、それぞれ仮面ライダーに変身、ギフとの最終決戦に向かう。そして、出撃準備の整ったフェニックスベースのハッチ付近に、門田ヒロミの姿があった。

狩崎「ヘイ、ヘェイ!フェニックスベースは自動操縦さ。乗り込む必要はないんじゃないの?」

門田「狩崎・・・。」

狩崎「その手に持っているトランクは量産型デモンズドライバー、だよね」

門田「さようなら、狩崎さん」

立ちはだかる狩崎。

狩崎「待て!ユーは変身してはイカン!変身したら、今度こそ本当に死んでしまうぞ」

門田「大二君がピンチなんだよ!」

狩崎の手を振り払うヒロミ。フェニックスベースに乗り込み、ハッチを閉める。離陸するフェニックスベース。独り、艦橋で呟くヒロミ。

門田「俺は約束したんだ。大二のことは、俺に任せろ、と」

数分後、熊ヶ岳上空に到着、降下を始めるフェニックスベース。デッキに出てトランクを開けるヒロミ。

門田「待ってろ、大二・・・ム!?これは?」

トランクの内部に搭載されていたモニターに狩崎の顔が映っていた。

狩崎「君がこうすることは判っていたよ。私が君にしてしまった仕打ちへの、せめてもの罪滅ぼしさ。ユーに、3分だけ活動できる力を与える、ケツアルコアトルバイスタンプを用意した。これで、大二君を救ってやってくれ」

門田「ありがとう、狩崎…」

ドライバーを装着するヒロミ。

門田「我が命を賭けて、大二を、救う!変身!」

仮面ライダーデモンズの最終フォーム、ケツアルコアトルスゲノミクスが爆誕、その巨大な翼で熊ヶ岳火口へ急降下、墜落して行くフェニックスベースよりも早く、大二の元へ向かう!ここで、番組が終了、次回、最終回!

 

・・・久々に妄想ストーリーを炸裂させてみました。お目汚しすみません。