架空空間に引きずり込むブログ

ただ一人の大切な友のために書くブログです。離れていてもソウルは一つ!

オーズのVシネクストを見てしまいました…。

いやぁ、酷評?いや、これで良いんだ!という俺は解っているんだぞ、的な意見が渦巻いているらしいオーズのVシネクスト、アマゾンプライムで見ちゃいましたよ。ええ。何だか前述の酷評や俺は解ってるぞ的な展開、まるでターンエーガンダムのヒゲの様な感じですね。あのヒゲはガンダムに相応しいのか相応しくないのか、そんな議論があった訳ですが(私は誰が何と言おうとカッコ悪い、という主張を曲げませんでしたが)、その状況に似ていますね。

 で、私の感想ですが、せっかくの全キャスト出演、最強フォーム登場というイベントの中、10周年を大団円で終わらせるというのが、比較的明るかったオーズの物語としては良かったのではないかなー、と思う次第です。正直、グリードの人間態は顔見せ程度、バースXなんて役立たずで終わっちゃう訳で、とても残念。メインのまさかの展開についても、もう少し映司の素直な活躍が見たかったというのが私の見解です。ファンが見たい、最高の瞬間を見せるのが10周年を飾るVシネクストの使命であると思っている私としては、今回のオーズのコレはいただけなかったなー。ズバリ、セイバーのVシネクストより僅かにマシだったかというレベルです。ちなみにテン・ゴーカイジャーは別格の出来で、これが見たいというファンの思いに派手に応え、細やかなところにも実に手が届いている作品でした。逆に、今回のオーズは、オーズなのに、手を伸ばせば掬える(救える、ではないけど)僕らの想いを、汲み取ってくれなかった。そんな気がしてしまいました。

 ひょっとしたら、おそらく中近東の方の戦争?内戦?で犠牲になった何の罪も無い少女に、あの時、手を伸ばせなかったことを悔やんでいた映司の想い・・・人間の欲望をテーマに、勿論、反戦を訴えていたオーズのストーリー・・・なのに、現実は、10周年のこのタイミングで、また戦争が。ロシアのウクライナ侵攻が・・・ある意味、この作品のメッセージは、オーズで訴えていた想いが世界を変えられなかったことに対する諦感なのかも知れません。

 しかし、しかし、それでも「仮面ライダー」なら戦い続けて欲しかったというのが私の本音です。私が考える仮面ライダー7つの条件は、

1.孤高の存在であること

2.バイクに乗っていること

3.ベルトで変身すること

4.原則として徒手空拳で戦うこと

5.背中で語れること

6.自らの信じる愛や正義に命を賭けること

7.今も戦い続けていること

であります。これに則れば、今回のオーズのVシネクストが私の好みに合わないことは一目瞭然です。

すみません。ネタバレ無しではここまでが限界なので、今回はここまでにさせていただきます。